土曜日
某ハウスメーカーに勤めている私と親しい営業マン兼現場監督が会社をクビになってしまった。
いや正確に言うとクビではない。今月から給料25万削減するけどどうする?みたいな話をされて喧嘩して辞めたの。なぜそういう経緯になったのかというと、「現場を良くしすぎるから会社にとっては良くない」という理由からだそうだ。
意味がわからない?そう感じた人は正しいよ。
意訳すると「ちゃんとやってるからダメ社員」て言われたわけだから。



「ちゃんとやってる」というのは皮肉でもなんでもない。文字どおり、その現場監督はちゃんと仕事してた。現場にもほぼ毎日顔を出していたし職人とも仲良くしていたし、それでいて粗い仕事にはびしっとダメ出しして真面目にやってたんだよ。不真面目な職人なんかは現場に出入り禁止にしてたしね。

でもそういう姿勢はそのハウスメーカーにとっては受け入れられない哲学だったの。
その現場監督がつき合っている職人さんたちは私を含めてスキルの高い神経質な人たちばかりなの。そうすると物件の品質が向上するでしょ。お客さんからのクレームも来ないでしょ。それなりの予算がかかるでしょ。
でもそれは会社の利益を下げるんだそうで。

そのハウスメーカー、いやハウスメーカーの看板を借りている直受けの会社の社長は土木あがりなの。土木会社ってのは役人と仲良くして検査を甘くしてもらって、材料をけちったり手を抜いたりして利益をあげるのが常套手段なんだけど(もちろんそうじゃない会社もあるんだろうけど)その考えを建築に持ち込んで来たんだよね。
物件をたくさん売り捌くために価格を下げて、そのぶん職人に割り当てる手間賃や材料費も削減するという。ようするに「釘の本数を減らして、安価な材料を使え」ってことだよね。
そうすると、クオリティーにきびしいその監督は不必要な存在なんだよ。
それと関係あるかどうか知らないけど、時期社長の椅子を社長の息子に引き継がせて、会社を身内で固めるという計画もあるようで。
家族はホント、大切にしないと。
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空も泣き出しそうだぜ。
by 15kin | 2005-07-30 21:56 | 仕事
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花を咲かせるのに言葉はいらない