パパ茶釜 ママ茶釜 子茶釜
隣の館林市には『ぶんぶく茶釜』の昔話で有名な茂林寺がある。
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こんなでっかい寺で、屋根は茅葺き。
中は博物館みたいにいろんなお宝が陳列されている。
暖房が利いていないので寒い。

『ぶんぶく茶釜』はどんな話かというと、昔この寺に茶の湯が好きな和尚がいたの。
ある時、どこかから立派な茶釜を入手したんだけど、茶を沸かそうと火にかけたら茶釜からタヌキの手足が出て来て暴れたのね。
タヌキが化けてた茶釜だったの。
それなんで和尚はその茶釜を古物屋に売り払うの。

古物屋はナイスガイで、茶釜タヌキに優しくしてあげたから、タヌキもいろんな芸を披露して見せ物小屋で活躍して、古物屋に恩返しするの。
そのうちタヌキは元の姿に戻れなくなってしまい、この世を去るんだけど、不憫に思った和尚がその茶釜を引き取って、寺の宝物として大切にしました。という話。
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これがそのタヌキ(実物)。触りたかったけど、透明な板のような物があって触れなかった。

ところでこの話とは別に、もう一つ不思議な伝説がある。




茂林寺に守鶴和尚という人がつとめていたんだけど、ある時、寺で会合を開くことになったものの茶釜がなくて困っていたら、一晩でどこからともなく立派な茶釜を持って来た。
その茶釜は不思議なもので、いくら湯を汲んでも無尽蔵に湯が湧いてくる。
守鶴和尚はその茶釜に『紫金銅 分福茶釜』と名付けた。
それからも守鶴和尚は茂林寺に永くつとめた。その勤務期間、なんと161年間。
天正15年2月28日にふらりと寺を出て、それきり行方不明になってしまった。

その後、どこからともなく和尚はタヌキだったという噂が流れて、例の昔話に変型したというんだけどストーリー全然ちがうね。
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お土産屋で写真を撮らせてもらった。
タヌキ嫌いには地獄の有り様。
by 15kin | 2005-12-13 16:28 | 妖怪
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